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朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

ここに載せている小説は、E☆エブリスタでも掲載しています。
新作小説「木精物語」  http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=23759531
実況動画を始めました。  http://blog.with2.net/link.php?1778942
よろしくお願いします。

第14話ⅩⅩⅩ

「化け物まで倒しちゃったのは計算外だったけど、君を捕まえる事が出来たし、問題ないかな」 声の方を見ると、ピアノの前に座りピアニストの様な見た目の高岡さんがいた。高岡さんはゲームの参加者だったんだ。 「唯の傍にいるために、俺は君を倒すよ」 そし…

第14話ⅩⅩⅨ

高岡さんがそう言った直後、私は結界の中にいた。そして、また同じくあのどろどろとした化け物がいる。今日は足が生えていた。そのせいなのか、いつもよりスピードが速い。かなり速くなったわけでは無かったので、ギリギリ避ける事は出来るけど、攻撃を仕掛…

第14話ⅩⅩⅧ

「高岡さん…?」 私の声に反応したのか、こちらを向いたかと思ったら、肩を掴まれた。力が強くて、振りほどけないし、すごく痛い。 「君がいるせいかな?君さえいなければ、彼女は、唯は俺の事を見てくれるのかな?」 人気ブログランキング

第14話ⅩⅩⅦ

そう言う高岡さんは笑顔なんだけど、口が引き攣っていた。顔は笑ってるのに、目が全然笑ってなくて。 「ずっと歌っていたいって言ってたのに。もう俺の事嫌になっちゃったのかな?唯の事を守れなかった俺は、もう必要ないのかな?」 気が狂ったかのように、…

第14話ⅩⅩⅥ

「如月さんは唯の事好きなのかな?」 「はい、大事な後輩です」 迷わずそう言う事が出来た。出会って日は短いけれど、一緒に絵を描いていると楽しいと思える。 人気ブログランキング

第14話ⅩⅩⅤ

それに引き換えっと言いながら、横にあった遠藤さんの絵を見る。私もつられてそちらの方を向いた。 「唯の絵は綺麗だけど、寂しい感じだよね」 遠藤さんの絵は高岡さんが言うように寂しい感じがする。凍てついた花とか、喉を押さえ声が枯れてしまったような…

第14話ⅩⅩⅣ

「君だったのか?」 「どうして、私の絵を見てるんですか?」 「暖かい絵だなって思ってね。すごく上手という訳じゃないけど、いいなって思ったんだ。君を表してるようだよね」 人気ブログランキング

第14話ⅩⅩⅢ

次の日の放課後。美術室に行ってみると、遠藤さんはいなかった。やっぱり、あれは遠藤さんがやったのかな?だから、顔を合わせづらいのかなっと思っていると、奥に高岡さんがいるのに気が付いた。絵を見ながら、ボーっとしてる。誰の絵を見てるのかと思った…

第14話ⅩⅩⅡ

「空想上の生物みたいだったわよね」 「そういえば、風花さんは絵に注意するようにと言っていたんでしたよね」 やっぱり、この化け物は遠藤さんが…。でも、確証は無いし、明日また美術部に行って確かめてみよう。 人気ブログランキング

第14話ⅩⅩⅠ

「そんな話をしてる場合ではありませんよ」 鳳さんの言葉で前を見ると、いつもの化け物がいた。今日は口が増えている。 鳳さんがクナイを放つと化け物が消滅した。 少し思い当たる事があった。この化け物、今日見た遠藤さんの絵と似てる。そんな事考えている…

第14話ⅩⅩ

「本当に急ね」 結界の中にいるのに、彩華さんがいた。驚いていると… 「リンゴがいるからじゃないかしら。でも、触る事は出来ないみたい」 彩華さんが壁に触れるとそのまま通り抜けてしまった。幽霊の様な状態なのだろうか? 「これなら、敵の攻撃も受けない…

第14話ⅩⅨ

「如月さんが困っているのを見るのが楽しいのでしょうか?」 「そんな事は無いと思うけど…」 「そうだったら、ただの変態よね」 理事長の風評被害が凄い事に…。簡単に分かってしまったら、ゲームにならないからだよね。 そんな事を話していると、また結界の…

第14話ⅩⅧ

帰り道の途中、風花さんの所に行った時の事を話していた。 「『絵に気を付けて』ですか。何か心当たりとかありますか?」 「うーん。最近、美術部の後輩なんだけどね。その子の絵が毎日ぐちゃぐちゃにされてる事に何かあるのかなって…」 「春菜の近くってい…

第14話ⅩⅦ

「仕方が無いから、3人で帰りましょう」 「その方が良いかもしれませんね」 「2人をほっとくのは…」 「いいの。終わるのを待ってたら、日が暮れちゃうわ」 そのまま彩華さんに手を引かれ、教室を出た。鳳さんも付いて来た。悠君と朝比奈君は私達に気付く事…

第14話ⅩⅥ

教室に戻ると、まだ悠君と朝比奈君が喧嘩をしていた。結構時間が掛かったと思ったんだけど… 近くには鳳さんと一緒に、彩華さんもいた。 「いつまで続けるつもりかしら?」 「この2人なら、ずっと続けられそうな感じですね」 鳳さんと彩華さんが、すごく呆れ…

第14話ⅩⅤ

高岡さんに言われた事が気になって、美術室に向かったけど、遠藤さんの姿はなかった。帰ったのかと思い、探すのを諦めようとした時、美術室に置いてある絵に目がいった。昨日までに襲われた化け物によく似てる。黒くどろどろした化け物の絵。目があり、腕や…

第14話ⅩⅣ

「えーっと、俺は高岡光(たかおか ひかる)。大学部の音楽科にいるからたまに遊びにおいで。また、ピアノを聞かせてあげるから」 大学部の人だったんだ。だから、見かけた事が無かったんだ。でも、何で高等部の音楽室にいるんだろう?聞いてみると、気まず…

第14話ⅩⅢ

ピアノを弾き終わり、私の方を見るその人はすごく寂しそうな笑顔を浮かべていた。 「変な話して、ごめんね。あっ、まだ俺の名前も言ってなかったっけ。うっかりしてたな」 そういえば、自己紹介もしていない事に気付いた。彼は遠藤さんを通じて私をしていた…

第14話Ⅻ

「ありがとう。あのね、俺の知り合いで歌が好きな女の子がいるんだ。でも、ストレスで声が出なくなっちゃって。それから、疎遠になっちゃって。今は絵を描いてて、それがすごく上手で。たぶん、その子は歌よりも絵の才能があったんだね。やりたい事と才能が…

第14話Ⅺ

そんな事を考えていると、ピアノを弾きながら男の人が話し掛けてきた。 「俺の話を少し聞いてもらっても良いかな?」 「いいですよ」 人気ブログランキング

第14話Ⅹ

「ピアノが好きなのかい?」 私は頷いた。自分が弾ける訳では無いが、聴くのは好き。 「そうなんだ。じゃあ、そこで座ってて。もう1曲弾いてあげるから」 椅子に座ると、男の人はまたピアノを弾き始めた。やっぱり、綺麗だけど寂しげな音。芸術に関して、音…

第14話Ⅸ

高等部にある自分の教室に戻る途中で、ピアノの音が聞こえた。綺麗だけど寂しげなその音が気になって、辺りを見回すと音楽室から聞こえてくるのが分かった。開いている扉から中をのぞくと男の人がいた。眼鏡を掛けた、優しい笑顔でピアノを弾く男性。私より…

第14話Ⅷ

やっぱり風花さんは知ってるんだ。でも、話してはいけないのは、自分で答えを見つけなくちゃいけないからかな?一応、ゲームだから。攻略を見てしまうようなものなのかな? 「…本当にごめんなさい」 落ち込んでしまった風花さんをどうにか宥めて、高等部にあ…

第14話Ⅶ

鳳さんにお礼を言い、風花さんがいる中等部に向かった。ちょうど校舎から出ようとしているところを見つけ、声を掛ける。中等部に来る事は初めてだったので、驚いてはいたが、困ってるのが分かっているのか落ち着いて話を聞いてくれた。 「…すみません、先輩…

第14話Ⅵ

「君じゃなくても良いんじゃないかな?」 「お前なんかに任せられねーよ」 「それは僕もだよ」 また、悠君と朝比奈君の喧嘩が始まってしまった。どうしたら良いのかな?2人を見ながらおろおろしていると、鳳さんが風花さんの所に行ってみてはと言ってくれた…

第14話Ⅴ

「鳳さんが謝る事じゃないよ。誰も原因は分かってないんだし」 「そうですが…」 納得いかないって感じだ。 「私ではお役に立てなかったようなので、今日は…」 「じゃあ、今日は俺が送ってやるよ」 鳳さんの言葉を待たずに、悠君が答える。それに対し、朝比奈…

第14話Ⅳ

「テストに集中出来ない…」 テスト後にボソッと呟いた。結局、テストよりもゲームの事や遠藤さんの事が気になっていた。まったく手付かずという訳じゃないのが救いだけど… そんな事を考えていると、後ろにいた鳳さんが「昨日は一緒にいたのに何も出来なくて…

第14話Ⅲ

「そう。とりあえず、遠藤さんを慰めてあげなよ。私じゃ、イライラしそうだし。アンタ仲良いでしょ」 いつもは怒ってばかりだったけど、三村先輩も気にしてたんだ。本当は優しい人なのかもしれない。 その後、遠藤さんと少し話をしてみたけど、大丈夫と言っ…

第14話Ⅱ

今日から中間テストが始まる。テスト期間でも自由に部活をしても良い美術部に朝行ってみると、また遠藤さんの絵がぐちゃぐちゃにされていた。 「こうも毎日だと、何かあるのかと思っちゃうな?如月さんは心当たりとか無いの?」 近くいた三村先輩に声を掛け…

第14話Ⅰ

――― 俺にはずっと一緒にいたい女の子がいて… ――― でも、今は一緒にはいられなくて… ――― 俺の事、嫌になっちゃったのかな…? ――― ずっと歌っていたいって言ってくれたのに… ――― もう、そう思ってくれないのかな…? 人気ブログランキング

第13話ⅩⅩⅤ

少しした後、結界が無くなり、いつもの道に戻っていた。鳳さんが戻ってくると、やっぱり何もいなかったと教えてくれる。申し訳なさそうにしてたから、大丈夫だと言って宥めた。 明日から中間テストが始まる。ゲームの事も気掛かりだけど、勉強の方を優先しな…

第13話ⅩⅩⅣ

そんな事を考えてる内に昨日、一昨日と同じく、急に結界の中にいた。隣にいた鳳さんも驚いていた。彼女は、忍者の格好をしていた。クールな雰囲気の彼女にとても似合っている。 目の前に、前とよく似た化け物がいた。角のようなものが2本生えていたけど、や…

第13話ⅩⅩⅢ

鳳さんとの帰り道。基本、誰かと帰る事が無いので、何を話せばいいのか分からない。鳳さんも終始無言だし、どうしたら良いのかな? 「ご迷惑でしたか?」 「えっ?」 申し訳なさそうに、話しかける鳳さん。 「無理に連れてきた事、怒ってますか?あの2人の…

第13話ⅩⅩⅡ

「まぁ、アンタは運動神経が良いし、大丈夫そうよね」 「という訳で、今日は私が如月さんを送ります」 そう鳳さんが言うと、さっきまで喧嘩してた2人が反論を始めた。 「何でそうなるんだよ!?」 「そうだよ。僕達が話し合ってた意味が無いじゃないか」 「こ…

第13話ⅩⅩⅠ

「モテる女性は羨ましいですね…」 「えっ?」 突然の声に驚きつつ、後ろを向くと鳳さんがこちらを見ていた。 「斎藤さんと話していたら、喧嘩をしてる声が聞こえまして。見に来てみれば、2人が如月さんを取り合って喧嘩をしてるとは。ついでに、そこで斎藤…

第13話ⅩⅩ

「僕が送ってあげるよ。僕の方が家に近いしね」 と、朝比奈君がやってきた。 「俺はお前を信用してないんだよ。お前なんかに任せられるか!!」 「心外だな。まぁ、僕もだけど。君は何をするか分からないしね」 「最初にこいつを守るって言ったのは俺だ」 「だ…

第13話ⅩⅨ

次の日も、また遠藤さんの絵がぐちゃぐちゃにされていた。遠藤さんは気にせず、新しい絵を描き始めてるけど、本当に誰がこんな事をしてるんだろう? その事も気掛かりだけど、もう1つ気になっていた事を教室に戻り、悠君に相談した。 「そんな事になってる…

第13話ⅩⅧ

それで、怒ってたんだ。遠藤さんはつらい顔で絵を描くから、その事に三村先輩が気を悪くしてたんだ。 「こんな子に負けたのかと思うとイライラしちゃって。昨日はごめんね、きつく当たって」 「いえ、私は大丈夫です」 「なら、良いんだけど。それじゃあね」…

第13話ⅩⅦ

次の日の放課後、美術室に行ってみると、遠藤さんの絵がぐちゃぐちゃにされていた。上から黒い絵の具を零してしまったみたいな… 「罰が当たったんじゃないの。絵が好きなら楽しそうに書きなさいよ」 遠藤さんは気にする事無く、新しい絵を描き始めた。三村先…

第13話ⅩⅥ

帰り道、1人で帰っていると、結界の中にいるのか服装が変わっていた。結界内にいる時の着物姿だ。でも、誰もいなくて、何でこんな事になってるのか分からなかったからそのまま歩いていると、変な化け物が現れた。 黒くてどろどろとした化け物、目はあるよう…

第13話ⅩⅤ

「何も知らないくせに、口を挟まないで。私には絵しかなかったのに、この子はそれを台無しにしたのよ。もういいっ!!」 そう言って、立ち去った。何がしたかったんだろう? 遠藤さんを見ると、変わらず笑顔だった。スケッチブックには、「ありがとうございま…

第13話ⅩⅣ

「まぐれでこの前のコンクールで最優秀賞貰ったからって、調子に乗ったりしてんじゃないよね?」 そう、前回のコンクールで遠藤さんは最優秀賞を貰っていた。三村先輩は優秀賞だったから、気に食わないらしい。私が転校する前の話だから、詳しくは知らないけ…

第13話ⅩⅢ

遠藤さんに袖を引かれ、スケッチブックを見ると… 「私、先輩の絵が好きです。暖かい感じがするから」と書かれていた。それに「ありがとう」と返事をする。 「でも、私は遠藤さんの絵の方が好き」 繊細で綺麗な絵だから、私はいいなって思ってる。私には描け…

第13話Ⅻ

「気にしないで、大丈夫だから」 私が笑うと、遠藤さんも微笑み返してくれた。そのままキャンパスを運び、絵を描く準備を始める。 「もうすぐコンクールだった、私も準備しなきゃ」 美術部は中間テストの後、絵画コンクールの締め切りがある。部員は全員それ…

第13話Ⅺ

美術室に入ると、誰もいない事を確認してしゃがみ込んだ。 留まっていたものが一気に込み上げてくる。怖かった、悲しかった、そんな負の感情ばかりが。そして、そのまま泣いてしまった。 サクラが出てきて、慰めてくれたけど、全然止まらなくて… カタッと音…

第13話Ⅹ

「あなたはいつも他人を苦しめる事しか出来ない。誰かを救えるなんて思わないで下さいね」 私にしか聞こえない声でそう言った彼女は、そのまま立ち去った。 「大丈夫か?あの人に何言われたんだ?」 悠君が心配するけど、答えられなかった。自分でも整理が付…

第13話Ⅸ

「でも、白百合の君。私達、もう我慢出来ません」 あの人、白百合の君って呼ばれてたんだ。 「私は良いとは言っておりません。即刻おやめなさい」 全員しぶしぶといった感じで、立ち去っていく。リーダーの人が悠君に頭を下げると私に近付き耳打ちしてきた。…

第13話Ⅷ

そんな事を思ってたら、不意に抱きしめられた。誰かと思っていたら、悠君だった。小さな声で、「大丈夫だから」と言ってくれる。 「こいつは大事な奴だから、傷付けたら許さねーぞ」 いつもとは違って、すごく重い声。怒ってるんだというのが、すぐ分かった…

第13話Ⅶ

「偉そうな事言わないでよ」 「しかも名前で呼ぶなんて図々しい」 聞く耳を持ってくれない… 「アンタ何様のつもり?」 「偽善者ぶって気持ち悪いんだよ」 「そうそう、私はいい子です。悪い事はしませんって逆に気味悪いわ」 どうしよう…?なんて言えばいい…

第13話Ⅵ

「口喧嘩だけなら黙ってるつもりだったが、暴力は駄目だろ」 「僕は斎藤さんのように頑張ってくれる女の子の方が好きかな」 そう言って、朝比奈君は彩華さんに近付き、「僕のせいでごめんね」と言って頭を撫でていた。2人の距離が前よりも近付いてる、そん…

妖精達の夢物語
(ようせいたちのゆめものがたり)
☆毎週土曜22:00より調布FM(83.8MHz)より放送中♪
<公式HP>http://music-bunker.com/yousei/
<お便りはこちら>yousei@music-bunker.com