朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

ここに載せている小説は、E☆エブリスタでも掲載しています。
新作小説「木精物語」  http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=23759531
実況動画を始めました。  https://youtu.be/s2ISKZnw9Ds
よろしくお願いします。

木精物語

第16話ⅩⅩⅦ

「君に言われたくないと思うけど」 「俺は女に間違われた事ねーよ」 本当に何度見ても女性のように綺麗だった。女の私なんかより、綺麗で繊細に舞う人。この前は何も知らなかったから何も思わなかったけど、本当はすごい人だったんだ。 あれっ、今、目が合っ…

第16話ⅩⅩⅥ

一つひとつ演目が続いている。私には詳しい事は分からないけど、綺麗な舞いだなっと思いながら見ていた。 「あれって、今大学部にいる奴だよな」 悠君の言葉に次の舞い手を見ると、この前会った東条さんだった。 「そうだね。家元じゃなかったっけ、彼」 「…

第16話ⅩⅩⅤ

「それよりも、何で席順が男女別なんだろうね。如月さんが隣だったら良かったのに」 「俺だってお前の隣なんて最悪だ」 「それは僕もだよ」 名前の順で座ってるから、私達は席が近い。一応、悠君の前の席に座っている。でも、男女混合でも朝比奈君の隣にはな…

第16話ⅩⅩⅣ

そして、数日後。学校で芸術鑑賞会という行事が行われた。毎年、違った内容を行っているのだと教えてもらった。今年は、日本舞踊らしい。全校生徒が講堂に集まった。クラス別の席なので、悠君と朝比奈君は近くだったけど、彩華さんと鳳さんとは別々だった。 …

第16話ⅩⅩⅢ

「なら良かったわ。ぜひ、また遊びに来て下さいね。その時は、私ともお話ししてくれると嬉しいわ」 また来れるかは分からないけど、はいと答えた。機会があれば、また来たいなって思ったから。 帰りが遅くなったから、またお母さんに色々言われたりしたけど…

第16話ⅩⅩⅡ

靴を履いた直後、先程の女性がやってきた。先程も思ったが、すごく綺麗な女の人。 「さっきは息子がごめんなさいね。怒ってないかしら?」 「はい、気にしてないです」 息子という事はこの人は、東条さんのお母さんなんだ。母親とは思えないほど若くて、お姉…

第16話ⅩⅩⅠ

「大丈夫だった?この子ったら、手が早いから。こんな可愛い子に何かあったら、申し訳が立たないわ」 まったく付いて行けない状況に、私は固まるしか出来なかった。そんな私をよそに、2人は口喧嘩を始めてしまった。 「何するんですか?もうすぐ舞台があると…

第16話ⅩⅩ

拳をかまえたその女性はこちらにやってくる。叩かれてしまうのかと、目を瞑り身構えていると、私を抱きしめていた腕が離れた。後ろを見ると、東条さんが頬を擦りながら座っていた。さっきの女性に叩かれたようだった。 「アンタって子は、こんな可愛らしいお…

第16話ⅩⅨ

そちらに向かおうとすると、何故か東条さんに後ろから抱きしめられてしまった。 「もう帰っちゃうのですか?」 「親が心配するので、帰らないと」 「嫌です。帰したくありません」 そう言われた直後、東条さんの手が私の顔に触れ、頬にキスをされた。突然の…

第16話ⅩⅧ

「それよりも、僕の事が知りたいのですか?」 えっ、どういう意味だろう?なんだか、嬉しそうにしてるけど? 「僕は君の事が知りたいです。教えて下さいますか?」 「えっと、その…」 何でこんな事を言われてるのか分からず、戸惑っていると使用人さんから、…

第16話ⅩⅦ

そう言いながら、そそくさと立ち去った。東条さんは怒っていたけど、全然怖がられていないようだった。笑いながら出て行ったし。 「変な事を聞いてしまってすみません」 元はと言えば、私が理由を聞いたせいなので、使用人さんが怒られる必要は無いはず。そ…

第16話ⅩⅥ

私がお礼を言うと、使用人さんがクスッと笑って、逆にお礼を言われてしまった。 「いつもはもっと落ち込んで帰ってくるのですが、今日は元気だったので驚きました」 そういえば、雨の中で泣いてたんだった。どうしてなんだろう?その事を尋ねると、ま た笑わ…

第16話ⅩⅤ

お風呂を上がると、まだ制服が乾いてないのか、浴衣が置いてあった。浴衣に着替えて待っていると、使用人さんが来てくれて部屋に案内してくれた。部屋には東条さんがいて、自分もお風呂に行くと言って出て行った。 私は部屋で1人になってしまった。周りを見…

第16話ⅩⅣ

「それもあるけど…」 雪ちゃんもボクって言うから、そう言う人なんだと思った。 「それにしても、大きなお屋敷だし、何のお家何だろう?」 「春菜様がいたお屋敷もこんなに大きかったよ」 そういえば、夢に出てくるあのお屋敷も大きかった。あそこはどこのに…

第16話ⅩⅢ

お風呂はすごく大きくて、木で出来ていた。使用人さんが制服を乾かしてくれると言ってたので、お言葉に甘える事にした。 お風呂に浸かっていると、サクラが出てきた。お風呂でも、このアクセサリーは外さないようにって言われてるからそうしてるんだけど、濡…

第16話Ⅻ

「もしかして、僕の事女の人だと思ってる…?」 「えっ、違うんですか?」 私がそう言うと、使用人さんは大笑いし、東条さんは笑いすぎだと怒った。もしかして、東条さんって… 「ごめん、言っておけば良かったね。僕は男なんですよ」 あまりにも綺麗な顔をし…

第16話Ⅺ

「それじゃあ、先に入って。僕は後で入りますので」 「あの、お風呂まで申し訳ないです。私は大丈夫なので、このまま帰ります」 「それは駄目。そのまま帰って風邪を引かせちゃうかもしれないし」 「それなら、東条さんの後に入ります」 「僕は後でも大丈夫…

第16話Ⅹ

見て見ぬふりが出来なかっただけ。全然、優しくない… 「君は優しいですよ。見ず知らずの人に傘を差しだすなんて、優しくなきゃ出来ない」 「……」 何と答えたら良いか分からずにいると、使用人さんがお風呂の準備が出来たと呼びに来てくれた。 人気ブログラン…

第16話Ⅸ

私は慌てて「大丈夫」だと答えた。この家の玄関は広いから、全然窮屈じゃない。だから、なにも問題が無かった。私の慌てた様子に、東条さんはクスクスと笑い始めた。 「春菜ちゃんは可愛い人ですね。それに、優しい人だ」 「そんな事無いです」 人気ブログラ…

第16話Ⅷ

お屋敷に入ると、使用人さんだと思う女の人が現れた。私達を見て驚くと、奥に行きタオルを持ってきてくれた。東条さんがそれを受け取ると、使用人さんにお風呂の用意を頼んだ。そして、そのままタオルで私の頭を拭き始めた。 「あの、私は自分で出来ますので…

第16話Ⅶ

色々話してる間に、家に到着したようだけど…。見るからに豪邸だった。大きなお屋敷。私の家の何倍だろう? 「さぁ、入って。遠慮しなくても大丈夫ですよ」 驚きのあまり立ち尽くしていると、手を引かれた。そういえば、ここまでずっと手を繋いでたの忘れてた…

第16話Ⅵ

嬉しそうな顔をしたと思ったら、急に手を取って歩き始めてしまった。急な事で戸惑ったまま、引っ張られる形で歩いた。 「ここの近くに僕の家があるんです。そこで服を乾かしましょう」 楽しそうにそんな提案をする。私より年上っぽいのに、すごく無邪気に話…

第16話Ⅴ

彼女が落ち着くと、体を離してくれた。 「僕のせいで、ごめんね」 慌てて謝ってくれたけど、私はびしょ濡れになってしまった。まぁ、濡れただけなので、大丈夫だと言ったんだけど、納得してくれなかった。何かをずっと考えてる。 帰って服を乾かせば良いだけ…

第16話Ⅳ

ふんわりと笑った顔がすごく綺麗で、同性なのに少しドキッとした。あれっ、でも目元が赤くなってる?もしかして、泣いてたのかな? 「落ち着いたと思ったんだけど、やっぱり駄目だな…」 どうしたのかと思って聞こうとした瞬間、急に抱き付かれた。そして、ま…

第16話Ⅲ

「あの、風邪を引いちゃいますよ?」 「えっ?」 こちらを向いた彼女は、驚いた顔をしていた。そのまま、腕を上げ傘に入れた。 「どうして?」 「濡れていたので。このままだと、風邪を引いちゃいますし」 「君は優しい人ですね」 人気ブログランキング

第16話Ⅱ

6月は雨の季節。そう、梅雨。 今日も朝から雨が降っている。サクラは嬉しそうだけど、私は憂鬱。 帰り道、傘を差しながら歩いていると、雨に濡れている人に出会った。髪が長くて、背の高い綺麗な女の人。着物姿だから、何かのお稽古の帰りだろうか?上を見上…

第16話Ⅰ

――― どうして、こんな見た目で生まれてしまったんだろう…? ――― 見た目が悪い訳じゃありません… ――― むしろ、良い方だと思います… ――― なのに、何で受け入れられないんだろう…? ――― 誰か、ありのままの僕を受け入れて下さい… 人気ブログランキング

第15話ⅩⅩⅢ

「ありがとう。俺も唯の絵が好きだよ」 「なっ…!」 高岡さんの言葉に遠藤さんは顔を赤くする。気にする事無く、春菜さんは高岡さんに演奏してほしいと頼む。 そして、高岡さんが笛を吹く。とても心地よい音色で、いつの間にか目が覚めていた。 あの2人は旅…

第15話ⅩⅩⅡ

「光もここに通ってたんだ」 「うん。春菜様が、俺の笛を気に入ってくれてね」 「遠くからたまに聞こえてきて、良い音色だなって思ってたの。ちゃんと聞きたいと言ったら、お屋敷に連れてきてくれたのよ」 「まぁ、光の演奏はあの中で1番上手いもんね」 人気…

第15話ⅩⅩⅠ

遠藤さんが何故か照れくさそうに話している。春菜さんはなんだかニヤニヤしているよ うな。そんな事を思っていたら、足音が聞こえたかと思うと、男性が部屋に入ってき た。高岡さんにそっくりだけど、眼鏡を掛けてなかった。年も今の高岡さんと変わらな い感…

妖精達の夢物語
(ようせいたちのゆめものがたり)
☆毎週土曜22:00より調布FM(83.8MHz)より放送中♪
<公式HP>http://music-bunker.com/yousei/
<お便りはこちら>yousei@music-bunker.com