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朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

ここに載せている小説は、E☆エブリスタでも掲載しています。
新作小説「木精物語」  http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=23759531
実況動画を始めました。  http://blog.with2.net/link.php?1778942
よろしくお願いします。

木精物語

第13話Ⅺ

美術室に入ると、誰もいない事を確認してしゃがみ込んだ。 留まっていたものが一気に込み上げてくる。怖かった、悲しかった、そんな負の感情ばかりが。そして、そのまま泣いてしまった。 サクラが出てきて、慰めてくれたけど、全然止まらなくて… カタッと音…

第13話Ⅹ

「あなたはいつも他人を苦しめる事しか出来ない。誰かを救えるなんて思わないで下さいね」 私にしか聞こえない声でそう言った彼女は、そのまま立ち去った。 「大丈夫か?あの人に何言われたんだ?」 悠君が心配するけど、答えられなかった。自分でも整理が付…

第13話Ⅸ

「でも、白百合の君。私達、もう我慢出来ません」 あの人、白百合の君って呼ばれてたんだ。 「私は良いとは言っておりません。即刻おやめなさい」 全員しぶしぶといった感じで、立ち去っていく。リーダーの人が悠君に頭を下げると私に近付き耳打ちしてきた。…

第13話Ⅷ

そんな事を思ってたら、不意に抱きしめられた。誰かと思っていたら、悠君だった。小さな声で、「大丈夫だから」と言ってくれる。 「こいつは大事な奴だから、傷付けたら許さねーぞ」 いつもとは違って、すごく重い声。怒ってるんだというのが、すぐ分かった…

第13話Ⅶ

「偉そうな事言わないでよ」 「しかも名前で呼ぶなんて図々しい」 聞く耳を持ってくれない… 「アンタ何様のつもり?」 「偽善者ぶって気持ち悪いんだよ」 「そうそう、私はいい子です。悪い事はしませんって逆に気味悪いわ」 どうしよう…?なんて言えばいい…

第13話Ⅵ

「口喧嘩だけなら黙ってるつもりだったが、暴力は駄目だろ」 「僕は斎藤さんのように頑張ってくれる女の子の方が好きかな」 そう言って、朝比奈君は彩華さんに近付き、「僕のせいでごめんね」と言って頭を撫でていた。2人の距離が前よりも近付いてる、そん…

第13話Ⅴ

「そんなのあたしの勝手じゃない。朝比奈君だって嫌がってないんだもの」 「朝比奈君が優しいだけでしょ。つけあがるな」 彩華さんと女子生徒達の話し合いが燃え上がってる。私は見てておろおろするしか出来なかった。どうしたら、諦めてくれるのかな? 「調…

第13話Ⅳ

放課後、体育館裏に行ってみると、たくさんの女子生徒が集まっていた。後輩や先輩達も混ざってる。この光景、前にもあったような・・・ 「アンタ達ね、いい加減にしなさいよ」 「これ以上、白薔薇の君と赤薔薇の君に近付かないで!!」 やっぱり、ファンクラブ…

第13話Ⅲ

「それでも言ってほしかったわよ。寂しいじゃない」 「うん、次からそうする」 「なら、良いのよ」 彩華さん、嬉しそう。前までいなかったから、こういうお友達っていいなって思う。昨日会いに行ったら泣いてたから心配してたけど、大丈夫そうで良かった。 …

第13話Ⅱ

今日の6限目は体育だった。この時期はスポーツテストをやっていて、本日の種目はハンドボール投げ、今は先生に頼まれてそのボールの片付けをしている。 「ちょっと、1人でする事無いんじゃない。手伝い位するわよ」 声の方を見ると、彩華さんがいた。体育…

第13話Ⅰ

「昨日デートしたらしいよ」 「なにそれ、抜け駆けじゃん!?」 「何もしないように言われてますけど、こんなのあんまりです」 「だよねー。ホント、信じられない」 人気ブログランキングへ

第12話ⅩⅥ

次の日、思いっきり泣いてすっきりしたのか、いつも通りのあたしでいる事が出来た。鳳さんや桜井、朝比奈君は驚いてたけど、春菜だけは嬉しそうにしてた。 そして、朝比奈君が気まずそうに昨日の事を謝ってきた。 「別に謝る必要は無いわ。本当に伝えたかっ…

第12話ⅩⅤ

家に帰っても、泣く事は無かった。布団にうずくまって、落ち込んではいるけど… 分かってたじゃない。告白したって、絶対に振られちゃうだろう事は。何を期待してたのかしら、あたしは。明日からもいつも通りでいてほしいって言ったんだから、あたしもいつも…

第12話ⅩⅣ

そう、諦めなきゃと思った事はあるの。でもそれは、叶う訳が無いと思ったからで、朝比奈君を好きじゃなくなったなんて事は無かった。春菜の事が好きだと分かっても、ずっとずっと好きだったのよ。この気持ちは永遠に変わらないと思うわ。 あたしの言葉を聞い…

第12話ⅩⅢ

「知ってはいたんだ。君の態度とか見てたら、そうなんだろうなって。でも、僕には答えられないから、気付かないふりをしてた。斎藤さんのいうような優しい男じゃないんだよ、僕は」 「そうだったのね…」 知ってたから、友人だと、春菜のためだと言ってたのね…

第12話Ⅻ

あれから、黙って朝比奈君の後を歩いてるけど、何処に向かってるのかしら?というか、徐々に人気の無い所になってるような… 「ここまで来れば、もういいかな」 「何でこんな所に?」 「斎藤さんの気持ちが知りたくてね。あまり人気が無い方が良いと思ったん…

第12話Ⅺ

泣かないように無我夢中で走ってたら、あたしが働いてる喫茶店近くの公園まで来ていた。夕方だからなのか、カップルが多いわね。見てると余計落ち込むわ。走ってる間に涙も引っ込んじゃったし、帰ろうかしら? 改めて考えると、あたしなんて事をしてるのかし…

第12話Ⅹ

「そうだね。でも、僕にとっても大事な友人だと思ってるよ。彼女の大切なものは僕も大事にしたいし」 やっぱり、朝比奈君の世界にあたしはいなかった…。彼の世界には春菜しかいなくて、友達だから優しくしてくれただけだったのね。 最近、一緒にいる事が増え…

第12話Ⅸ

映画が終わった後、映画館近くの喫茶店に寄った。普通に話してるんだけど、何故か朝比奈君は心配そうな顔をしてる。何かあったかしら? 「さっきの映画、楽しめなかった?」 「えっ?」 「なんだか、つらそうな顔をしていたからね」 「そっ、そんな事無いわ…

第12話Ⅷ

鳳さんから貰ったチケットは、ラブストーリーの映画だった。内気な女の子が学校で人気の男の子を好きになる恋愛物。なんというか、あたしと朝比奈君みたいだなっとふと思った。 映画の女の子もそうみたいだけど、人気者だから好きになったわけじゃない。自分…

第12話Ⅶ

日曜日、待たせては悪いと思い30分前に来たんだけど、朝比奈君はもう待ち合わせ場所にいた。 「ごめんなさい、遅くなっちゃって…」 「僕も今来たところだよ。それに約束の時間より早いし、大丈夫」 「それなら良かったわ」 「前の私服も可愛かったけど、今日…

第12話Ⅵ

「映画のチケットを貰ったの。今度の日曜日、一緒に行ってくれない?」 「僕で良ければ、いいよ」 いつも通りの優しい笑みで承諾してくれた。悩まれてしまうかと思った。朝比奈君は春菜が好きなんだし、あたしとというか、別の女の子と出掛けたくないのでは…

第12話Ⅴ

次の日、直接鳳さんのいる教室に行き、昨日の事を謝った。そして、あたしの為にありがとうとチケットを受け取ると、すごく嬉しそうな顔をしていた。 何かこういうの照れるわね。いままで、友達というものがいなかったから、どう反応したらいいか分からないわ…

第12話Ⅳ

「鳳さんにも酷い事言っちゃったわね…」 「謝っちゃえばいいのよ」 「そんな簡単に済むかしら?」 「あの子図太そうだし、問題ないわよ。きっと!」 その言葉に、あたしは笑いが止まらなかった。 微妙な評価だと思うわ。でも、あの子は本当に図太いというか…

第12話Ⅲ

夜、布団に寝転がって1人で落ち込んだ。 あんな事言わなければ良かったわ。やっぱり、言い過ぎよね。 お母さんは夜遅くまで働いてるから、今はいない。誰にも相談出来ないと思っていたら、リンゴが出てきた。 「彩華はすぐ落ち込むわよね」 「…悪かったわね…

第12話Ⅱ

放課後、帰ろうとしたら、いきなり鳳さんがあたしのクラスまでやってきた。 何しに来たのよ?今日は何かあるなんて聞いてないわ。 あたしの驚きなんて気にしないで、鳳さんは近くまで来た。 「これでデートに誘いましょう」 そう言って渡されたのは、映画の…

第12話Ⅰ

いつも通りの昼休み、屋上へ向かう途中。そう、いつも通り。春菜がいて、桜井と朝比奈君の3人で仲良く話してる。それをあたしはジッと見ているだけ。 朝比奈君が春菜の事を好きだって分かってて諦めないって決めたのに、いつも思い知らされるのよ。入り込む…

第11話Ⅸ

何も言えなかった。それは如月先輩が近くにいるからだけど、言葉には出来なかった。チラッと如月先輩を見ると、目が合った。何を言えばいいのか分からないという顔をしてる。 私の視線に気付いたのか、牧野先輩も如月先輩を見る。 「君は心で泣いてる。心の…

第11話Ⅷ

…昨日の報告をしに、また高等部へお昼に来た。物陰から覗いてたのを知ってるから、報告の必要はないかもしれないけれど、直接言っておきたかったから。あと、鳳先輩も企みがあるようだし。 私は知ってる、どんな事でも。でも、その後どうなるのかは分からな…

第11話Ⅶ

つい来てしまった… 私達は物陰に隠れて、風花さんを見ていた。大丈夫だと思ったけど、やっぱり心配だと皆に話したら、見に行くのが一番と言われたからなんだけど… やっぱり、良くないと思ってしまう。ここまで来て、なんだけど。 「大丈夫そうだね、風花さん…

第11話Ⅵ

…放課後、高等部にある3年生の棟に来た。お礼は言わなくちゃいけない、それは分かってるけど。私の事を知って、利用するためなのかもと思うと怖くなる。私は何でも知る事が出来るから。違うと分かっていても、完全な否定は出来ない。 廊下でぼんやりと立っ…

第11話Ⅴ

「下手したら罠かもしれないしな」 「アンタ、ホントにロマンが無いわね」 「そんなのはどうでもいい。何でも愛だの恋だのに結び付ける必要はねえだろ」 このままだと喧嘩になりそうな雰囲気になってしまった。結局、どっちか分かんないんだし、2人が言い合…

第11話Ⅳ

そんな感じで兄弟の話をしていると、屋上の扉が開いた。現れたのは、風花さんだった。いつもとは違って今日はお花を持っている。 「その花、どうしたの?」 ピンク色の少し桜に似ている花。学校に咲いてたんだろうか? 「…先ほど会った先輩にもらって」 そう…

第11話Ⅲ

お昼休み、今日もいつものメンバーで屋上にいる。最近、この生活が当たり前になってきてる。 「昨日は蓮がごめんな。迷惑掛けただろう?」 「えっ、何で悠君が謝るの?」 聞き返すと、悠君がすごく嫌そうな顔をした。あの人と何かあったのかな? 「一応、俺…

第11話Ⅱ

…この花は? 《ルクリア、アッサムニオイザクラともいう》 桜のような5枚の花びらで淡いピンク色をしてる、ほのかで優しい感じのする花。 私に手渡したと思ったら、そのまま立ち去ってしまった。 …何がしたかったんだろう? 《あなたに興味があるから。彼は…

第11話Ⅰ

…ゴールデンウイークが終わり、今日はいつも通りの授業。久し振りに先輩とご飯を食べたくて、高等部まで来ていた。 毎日来れる訳でも会える訳でも無いから、あんまり親しい仲では無いと思うけど、いつも先輩は優しく迎え入れてくれるから、それについ甘えて…

第10話ⅩⅤ

「んっ?あの子とあったのは今日が初めてだぞ。ちょっとしか話してないし、何かするって事は無いだろう」 「じゃあ、何でいきなり嫌いとか言うんだよ?それ、如月が聞いたら落ち込むぞ」 「そうなんだろうけど…。でも、絶対何事もなかったみたいな顔してそう…

第10話ⅩⅣ

何か、散々馬鹿にされてるな。まぁ、実際勉強は出来るだよな、学年主席だし。性格に難ありだけど。そのせいで、今年の生徒会長にはなれなかったらしいが。 こう見てると、怒る気も失せてくるな。逆に可哀そうになってきたぞ。蓮半泣きになってるし。 「これ…

第10話ⅩⅢ

「よせ!」 別の方から声が聞こえたと思ったら、マツが俺と蓮の間に入ってきた。 「暴力は良くないぞ」 「そうそう。暴力からは何も生まないぞ」 何意味分からない事言ってんだ? 「やっちゃってもいいんじゃない。そしたら、静かになるかも」 マツと正反対…

第10話Ⅻ

「何で蓮がここにいるんだ?」 如月達が帰った後、2人残されてしまったため、疑問をぶつける事にした。 「弱点を探りに」 「はぁ?」 ニコニコといつもの胡散臭い笑顔で答える。どこまで本気なのか分からないんだよな、蓮の行動って。 「本人に聞いたのか?…

第10話Ⅺ

「もしかして、怒ってる?」 少ししてから、姉さんが恐る恐るという感じで聞いてきた。 「怒ってないよ。ボクが姉さんに怒るわけがない」 「…そうだね」 あんまり嬉しくないのか、少し困った顔をしている。本当の事を言っただけなんだけ ど、嫌だったのか?…

第10話Ⅹ

「オイ、あれはいいのか?」 桜井蓮にまで指摘されてしまった。良いわけないだろう。でも、姉さんが嫌がってない以上何も出来ないんだよ。あー、本当にイライラする。 「お前には関係ないだろう」 そう言って、姉さんの手を取ってその場を立ち去った。急な事…

第10話Ⅸ

「あっ、悠君。どうしたの、こんな所で?」我に返ったのか、姉さんは桜井悠と話してる。「それはこっちのセリフだ。勝手に1人になるな、危ないだろう」「ごめんね、ちょっと用事があって」「それくらい付き合ってやる。何でお前はいつも1人で行動したがる…

第10話Ⅷ

「ずっと会いたかった」 「……」 案の定、姉さんは固まっていた。そりゃあ、いきなり男に抱き付かれたらビックリするよな。そんな事よりもだ! 「いい加減、放せ!」 「ぐはっ…」 桜井蓮が姉さんから手を放し、ぶっ倒れた。ボクがコイツの顔を思いっきり殴っ…

第10話Ⅶ

「おーい!俺を忘れるなよ。置いてくなんて、酷いじゃないか!」 忘れてた、コイツがいたんだった。今にも泣きそうな顔でやってくる。うわー、面倒臭せー。 「誰?」 無視すればいいのに、姉さんが声を掛けてしまった。さっきまで泣きそうだったのが、一転し…

第10話Ⅵ

まぁ、そんなこんなで、アイツは今日もボクに付きまとってくる。静かになったから、諦めて帰ったかと思ったが…「遅かったな。さっ、話の続きだ!」まだいやがった。コイツ、ここでボクが着替えるのをずっと待ってたのか?変態みたいな事しやがって。もういい…

第10話Ⅴ

子供か、コイツは。減る減らないの問題でもないだろ。ため息を吐いて、どうしようかと思っていたら、いきなり肩を掴まれた。「俺はさ、叶えなきゃならない願いがあるんだ。それを邪魔する奴は消さなきゃだろ。だから、協力してくれよ。なぁ?」さっきとはガ…

第10話Ⅳ

コイツが来たのは、2週間くらい前。学校内での事だ。「おい、お前。…って、無視するな!人が呼んでるんだから、返事しろよ!オイッ、オイってば!」ぎゃあぎゃあうるさい奴がいるなとその時は思うだけだった。ボクの腕が掴まれるまでは…「無視するなって言…

第10話Ⅲ

「今日こそ、如月春菜さんの弱点を教えろ」「知らないって言ってるだろう。そろそろ諦めてくれ」「そんな訳無いだろう。お前、あの女の妹なんだから、苦手な物の1つでも知ってるはずだ。それを聞くまで、止めないからな。聞いてんのか、オイ!?無視すんな!…

第10話Ⅱ

ザクッ、ザクッと矢が的に刺さる。気持ちを落ち着かせるため、ボクは1人弓道場で弓を引いている。今日は部活のある日ではないが、ボクは弓道部員だから出入りは自由だ。最近のボクはイライラしている。ずっと叶える事が出来なかった願いがあった。現実的に…

妖精達の夢物語
(ようせいたちのゆめものがたり)
☆毎週土曜22:00より調布FM(83.8MHz)より放送中♪
<公式HP>http://music-bunker.com/yousei/
<お便りはこちら>yousei@music-bunker.com