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朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

ここに載せている小説は、E☆エブリスタでも掲載しています。
新作小説「木精物語」  http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=23759531
実況動画を始めました。  http://blog.with2.net/link.php?1778942
よろしくお願いします。

第3話Ⅵ

木精物語

そう思いながら、オロオロしていたら、彼はいきなりクスッと笑い出した。

 

「お前、変な奴だな。見知らぬ男に傘を差し出す奴初めて見た」

 

だって、見て見ぬふりなんて出来ない。変かもしれないけど…

 

「だって放っておけないです」

 

「じゃあ、他に同じような奴がいたら、同じようにするのか?」

 

「えっ、はい」

 

そうだけど、どうしたんだろう?何か落ち込ませるような事言ったかな、表情が暗い。

 

「なんだ、俺だけって訳じゃなかったのか…」

 

彼はボソッと何かを言ったけど、私には聞き取れなかった。

 

「?」

 

「なんでもない。とりあえず、ありがとう」

 

「はい」

 

良かった、迷惑じゃなかったみたい。

 

そして、そのまま渡り廊下に戻った。私が傘を閉じていたら、声を掛けられた。

 

「そういえば、理事長室にでも行こうとしてたのか?」

 

「どうして分かるんですか?」

 

「この先、理事長室しかないだろう。それとも、終わった後か?」

 

そっか、そうだった。松と無花果の木が植えられている中庭の真ん中にある渡り廊下の先は理事長室しかなかった。だから、滅多にここは生徒がいない。

 

 


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妖精達の夢物語
(ようせいたちのゆめものがたり)
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