朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

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第4話Ⅲ

どうしようかと思っていたら、もう1人の中等部の制服を着てる小さな女の子が目に入った。ツーサイドアップの髪型をしてる小さな女の子。そんな事よりも目がいったのは、その子の傷だった。目に眼帯があり、首や足等に包帯が巻きつけてあった。目に見える部分はそれだけだが、服の中にも傷がありそう。

「あの、その傷。大丈夫なの?」

勢いで私は、そんな事を口にしてしまった。どうしよう、偶然そこに居合わせたとはいえ、いきなり喋り出したら変に思われる。

「あなた、何なの?いきなり入ってきて」

「ごっ、ごめんなさい。お話中だったので、どうすればいいのか分からず。あの、悪気があった訳ではなかったんです」

すごく不自然ないい訳。むしろ、言い訳にすらなってない。どうしよう?

「いいんだよ、気にしなくて。それで、何の用だね?」

やはり理事長は困っていたようで、助け舟といった感じで私に話を向けた。私は持ってきた本を出して…

「この本の事なのですが…」

「んっ?何か分かったのかね?」

「そうなんですけど…」

そんな事よりも、私はさっきの傷だらけの女の子の方が気掛かりだった。話を逸らして、怒られてしまうかもって思ったけど、私は恐る恐る聞いてみる事にした。

「あっ、あの、大丈夫なんですか?その子」

私の視線に気付いたのか、傷だらけの女の子は私のほうを向いた。

「…大丈夫です」

少し微笑んで、ただ一言だけそう言葉を発した。でも、全然大丈夫そうには見えない。

 

 


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