朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

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第4話ⅩⅣ

「…私が知っちゃったから、絆や笑顔が壊れてしまって。…傷付けられて、当然なんです。…私が壊しちゃったから。…だから、あの頃に戻りたいんで

す。…皆が笑顔だったあの頃に」

懺悔のようなその言葉は、私の胸に突き刺さる…。

でも結局私は、無力に聞く事しか出来なくて…

「…こんな事になるなら、知りたくなかった。…何も、知らなければ良かった」

「でも、知らなかったら、嘘しか残らないんだよ。そんな偽物だらけの笑顔で絆って言えるのかな?」

「…えっ?」

「壊れてしまったモノもあるけど。でも、知っていて良かったって事もあると、私はそう思う」

私の事を知っていた彼女が、それでも叶えたかった願い…

それを私は、叶える事が出来ない。そんな無力で、ちっぽけな人間だけど。

「風花さんが知っていてくれたから、私は風花さんに出会えたんだよ。その事が私はすごく嬉しい。知る事って本当は、嬉しい事なんだよ。だから、変えよう。私に出来る事があるなら、手助けするから」

「…私は知ってる。…先輩はそういう人だって事。…だから、私は会いに来たのかもしれません」
 
そう言って、風花さんはずっと私の胸で泣いていた。

私はただ抱きしめている事しか出来なかった。

本当に思い知らされる、どうして私だったんだろうと。私には願う資格すらないのに…

 

 


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