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朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

ここに載せている小説は、E☆エブリスタでも掲載しています。
新作小説「木精物語」  http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=23759531
実況動画を始めました。  http://blog.with2.net/link.php?1778942
よろしくお願いします。

第4話ⅩⅩⅡ

木精物語

落ち着いてから、保健室に戻った。

「ごめんなさい、やっぱり無理だった」

「…私は、大丈夫ですから」

気にしてないと風花さんは私を安心させようと言ってくれる。

自分で言っておいて、何も出来ない。本当に無力で、自分が嫌になる。

「そんなに落ち込むなよ。仕方ないから、俺の家で預かってやる」

「えっ、本当に?」

「あぁ。だから、泣くなよ」

「えっ…?」

私、泣いてないのに?さっきも落ち込みはしたけど、泣いてない。手で顔に触れてみたけど、涙は流していなかった。

「今にも泣きそうな顔してる」

「…私は知ってる。…先輩、無理しなくてもいいです」

「無理はしてないよ…」

ボソッと呟いた後、私は笑顔を作った。

「風花さんの事も決まったし、私帰る。お母さんに急いで帰るように言われてるの」

「待てよ!お前って、母親に言われた事なら何でも聞くのか?」

「何でそんな事言うの…?」

せっかく落ち着かせたのに、悠君の言葉でまた胸が苦しくなる。

「そう見えるからだ」

「それが普通だと思うけど、親なんだから…」

「いや、違うだろ…?」

「ごめんなさい、何も言わないで。それじゃ、また明日」

私はその場から逃げるように、立ち去った。

 

 


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妖精達の夢物語
(ようせいたちのゆめものがたり)
☆毎週土曜22:00より調布FM(83.8MHz)より放送中♪
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