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朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

ここに載せている小説は、E☆エブリスタでも掲載しています。
新作小説「木精物語」  http://estar.jp/.pc/_novel_view?w=23759531
実況動画を始めました。  http://blog.with2.net/link.php?1778942
よろしくお願いします。

第6話Ⅷ

「止めてー!!」
 
悠君の動きがピタリと止まった。やっと声を出し、止める事が出来た事に安堵する。

彼女を見つめたままの悠君の表情は無表情で、何を考えているのか分からなかった。

「何で、止めるんだ…?コイツは如月の敵だろ…?」

「もういい。これ以上傷付けて何になるの?」

「恐怖心は人の思考を惑わせる。深ければ深いほど、与えられた人間には近付かなくなる。お前を倒すのも諦めるだろ?」

「私はそんな事、望んでない。私はそんな事をして欲しい訳でもない」

そう言って、私は悠君の背中に縋り付いた。手は震えてるし、彼を止める力なんてないけど…

でも、どうしても止めたかった。取り返しのつかない事になりそうだから。

「違う…、これは最善じゃない…」

悠君は呟きながら、剣をその場に落とした。手を放すと、彼は「ごめん…」と言って、立ち去ってしまった。私は追いかける事が出来ず、立ち尽くしていた。

「初恋だったのよ…」

「えっ…?」

彼女が静かに呟いた。

「あたし、優しくされたの初めてで、そのまま好きになってたわ。これでも色々と努力はしたのよ。髪型変えたり、お化粧したり、勉強も頑張って、明るく振舞うようにして。あの人にふさわしい自分になりたくて、隣に立てる自分になりたくて…」

 

 


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妖精達の夢物語
(ようせいたちのゆめものがたり)
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