朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

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第6話Ⅺ

でも、こんな事をして恋を叶えたって意味なんて無い事くらい…。分かってた、そんな事初めから分かってたわよ。それは本当の想いじゃないなんて事。それでも、あの人のそばにいたかった。あの人に見てほしかったのよ。

「諦めた方が良かったのかしら…?」

「どうして…?」

そう言った彼女は、あたしの目の前でしゃがみ込んでいた。あたしの顔をジッと見つめる彼女の眼をどうしても背ける事が出来なかった。

「だって、あたしの想いが叶う事なんて初めからありえないもの…」

「だから、諦めるの…?」

「そうよ、何か悪い…」

「もったいないっと思って」

「えっ…?」

「私はあなたの事を素敵だと思う。恋をした事が無い私なんかより、ずっといいなって思うよ。羨ましいとさえ思うくらい」

彼女は何を言ってるのかしら?あたしが羨ましい?

「だって、あなたは変わる努力が出来る人だから。私には出来ない事をしてる人が、素敵じゃない訳がないよ。あなたの好きな人の好きな私が言うだから、間違いないと思う」

あたしはついプッと吹き出してしまった。

「何それ…?可笑しい、意味分からないわ…」

「変な事言ったかな?」

普通、可笑しいでしょ。倒そうとしてきた人に素敵とか言うなんて。あの人が好きになったのは、こんなバカで優しい子だったのね。初めて知ったわ。

「やっぱり、あなたには敵わないわ…」

 

 


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