朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

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第7話Ⅵ

でも、彼女はいつもの女の子達とは違っていてね。彼女は僕だけじゃなくて、皆に優しい女の子だった。重い荷物を持った老人がいれば手伝ってあげたり、泣いている子がいたら話を聞いてあげたりと、誰もが見てみぬふりをするはずの事を、わざわざ手助けしていた。それがとても不思議でね、何でそんな事をするのかと聞くと……

「大変そうだったから」

「そんな事誰だって分かるよ。そうじゃなくて、どうして手助けしたりするの?」

「だって、その方がいいと思うから。困ってるのに見てみぬふりなんて出来ないし」

「自己満足…?」

「うん、そうだよ。喜んでくれると嬉しくなる、自分は必要な人間だと思えるから。でも、皆そんなものだと思う。その人に良く思われたいから、優しくしたり気を使ったりするの。私はそれでも良いと思う」

「何で…?」

「自己満足でも私は優しくされたら嬉しいから。だから、私も嬉しいと思う事をするの。自己満足だけど、それで救われる人がいるかもしれないから」

皆の優しさが僕はあまり好きじゃなかった。僕のためだけれど、僕に良く思われようとする自分勝手な優しさだったからね。でも、そういう見方もあるんだって初めて知ったんだよ。彼女みたいになれたら、皆の優しさを素直に受け止められるのかな?なんて事を考えたりね。他の人にはどうでもいい言葉かもしれないけれど、僕は嬉しかったんだ。

 

 


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