朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

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第10話Ⅺ

「もしかして、怒ってる?」

 

少ししてから、姉さんが恐る恐るという感じで聞いてきた。

 

「怒ってないよ。ボクが姉さんに怒るわけがない」

 

「…そうだね」

 

あんまり嬉しくないのか、少し困った顔をしている。本当の事を言っただけなんだけ

 

ど、嫌だったのか?姉さんの気持ちが分からない。

 

ふと足が止まる。

 

自分以外は他人だって言うけど、姉妹もそうなのか。いや、家族は特別だよな。たと

 

え、ボクと姉さんが……じゃなかったとしても。

 

姉さんが立ち止まって、「どうしたの?」と聞きながら振り返る。いきなりボクが足を

 

止めたから、心配になったんだろう。

 

「なぁ、ボクは姉さんの妹だよな。他人じゃなくて…」

 

「当たり前だよ。ずっとそうだったんだから」

 

即答してくれる。それが、とても救いになる。

 

「早く帰ろう」

 

そう言って、姉さんはボクの手を取って歩き出す。

 

いつもこうやってボクを引っ張ってくれる。あの時もそうだった。あの時、導いてもら

 

えたからボクはここにいる。

 

でも、それはいつまでだろう?

 

いつまで、ボクは姉さんの傍にいられるんだろう?

 

 


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