朔夜のほわほわ日記☆小説ブログ

小説と日記のブログです♪声優を目指しているミュージックバンカーのルピナス生です。朔夜夕佳(さくや ゆうか)と申します。よろしくお願いします((☆´∇)从(∇`★))

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第11話Ⅸ

 何も言えなかった。それは如月先輩が近くにいるからだけど、言葉には出来なかった。チラッと如月先輩を見ると、目が合った。何を言えばいいのか分からないという顔をしてる。

 

私の視線に気付いたのか、牧野先輩も如月先輩を見る。

 

「君は心で泣いてる。心の傷が分かるから、彼女が、風花さんが救われてる」

 

「そんな大それた事なんて私には出来てないです」

 

「謙遜しなくても良い。俺もそんな風になりたい」

 

彼の願いは皆を笑顔にする事。壮大すぎて、絶対に叶えられない事だと思うけど…

 

「なれますよ。思い続けて、努力していれば。絶対じゃないかもしれませんが、それに近い自分にはなれると思います」

 

笑顔でそう言う如月先輩だからこそ、私も救われたんだと思う。その言葉を聞いて他の先輩達も嬉しそうにしている。否定するのではなく、受け入れようとしてくれるから。そんな先輩が私は好きなんだ。

 

牧野先輩も嬉しそうに「うん」と頷いた。そして、私の手を取った。

 

「俺は君を笑顔にしたい。ねぇ、笑顔を見せて」

 

そう言って、顔を近付ける彼に私は何も返せず、立ち尽くすしか出来なかった。ただ、顔だけはすごく熱くなっているのが分かった。

 

 


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